3.11を忘れない
火曜日水曜日の定休日を利用してスタッフ&職人さんたち
丸八会の40人にて研修旅行に行ってきました
毎年この時期に30年続く研修旅行です
荻野工務店で創る家の素材や資材の工場の見学・建造物
など様々な事を元から知る研修旅行です
今回は仙台から石巻へ!
仙台では国宝の大崎八幡神社へ歴史に触れたり建物の構造に
触れたりしてきました
今回は歴史や構造は勿論ですが屋根のサンプルに触れることが
できました。先人の知恵は素晴らしい!
瓦もない時代に杉の板を薄くし細かく重ねることで屋根の素材に
していた時代!
これで雨を凌いでいたんですね。素晴らしい知恵に脱帽でした!
シーズンの始まる前に参拝に訪れている場所でした!
私たち荻野工務店も、また新たな気持ちで一年間を素晴らしい
年にしたい、そんな気持ちで僕も参拝してきました
そして石巻市では3.11から2年8ヶ月が経った被災地を見てきました
3.11のあと荻野工務店そして丸八会では復興支援金を送っています
少しでも誰かの役に立てればという思いで送りましたが戻らないものも
あります・・・それは人の命
改めて自分たちの目でみて感じることが必要だと目的地のひとつに
させてもらい現地のガイドさんに案内をしてもらいました
かなりの復興が石巻市ではされていて、あの報道されていた雰囲気
からは大分変わっていましたが未だ残されていた車がありました
奥に見える赤い車はペチャンコになった消防車です
そして天国と地獄を分けたと言われる石巻港周辺の住宅街跡地
1800世帯4300人が住んでいた住宅街は更地のまま草だけが
生えていて、お地蔵さんが設置されていました。
ありませんでした。涙がこみ上げてきます・・・
スタッフたちもみんな一言も言葉にできず・・・手を合わせました
この家は家族全員がなくなったり身元不明で解体できず
あの日のままだそうです
この周辺の子供たちが通っていた小学校では時間的に低学年の
子供たちが帰宅する時間で低学年の70人のうち40人は家族と
丘の上に避難しましたが30人の子供と親たちは流さてしまったそうです
この小学校の上の丘に避難した人達の命は助かり下にいた人達の
命はなくなってしまった場所です
丘の上の家のライフラインは次の日から復旧されたそうです
そこまでの違いがこの数百メートルの違いであったとは信じがたい光景でした
未だ行方不明の子供の捜索をされている親御さんもいると聞きました・・・
僕も3人の子供がいます
理解できると言ったら綺麗事になってしまうかもしれませんが命の大切さを
改めて感じた被災地訪問でした
改めてなくなった方たちへご冥福をお祈りします
今現在の建物は耐震性はありますから命は守れます
僕らの住む埼玉県は二次災害の起こりづらい場所ですが住宅密集地では
火災が懸念されます二次災害への恐怖に対して徹底的な必要性を改めて
感じました
この感じた事を忘れずに活かしていくことが僕ら生きている人達のできる事です