Blue Style代表 荻野勇樹のblog

Blue Style代表として伝えたい想いを綴っていきます

埼玉県坂戸・鶴ヶ島・川越エリアで自然素材の家創りをしています。
「すべては、お客様のための家創り」という覚悟を持ち、厳選した素材&オンリーワンの設計&確かな技術で、お客様の家創りをサポートさせていただきます。

荻野工務店の家創り7

定期的にお話ししている家創りシリーズ

第7弾は外装の屋根!!

基本仕様は三州瓦もしくはガルバリウム

ローコスト系や建売系・大手でも使用されて
いますがスレート系の素材は使用しません。
10年前後で色あせする苔が生えやすい
塗り替えが早く必要になる。

建てるときは安くすみますが痛みが早い
単純にそんな理由です。

屋根が瓦だと重くないですか?
デメリットは確かに重さにありますが

それに耐えうるしっかりとした構造に
なっていれば全く問題はありません。

瓦でもたくさんの種類がありますが三州瓦
お勧め!!
三州とは愛知県周辺の事を指します。
粘土が非常に良い素材が採取でき耐久性に
優れた瓦が創れる特徴があります。

粘土から練り上げ焼き上げる瓦
素材自体は半永久的に手入れは必要ありません。

練り上げ、型を形成し1100度で焼きあげる
この1100度がミソです。

高温で焼かれて初めて耐久性を維持できる瓦が
完成していく工程は感動します。

作り手の思いが瓦にもあるんです。

実際に愛知県で製造されている瓦を当社では
使用していますが今から7年前にさかのぼりますが
朝5時出発しスタッフ職人ではるばる見学に愛知まで
行ったんです。

年に1回の当社の研修旅行は建築に携わる工場
見学を必ずする、おかたーい研修旅行となっています(笑)

もちろん1100度で焼くとねじれてしまう瓦も
あります。でもその瓦はもちろん出荷されないので
ご安心を・・・

土からできていることでのメリットは夏場の熱対策にも
冬場の冷気対策にもなります。
土が屋根になっているということは熱を屋内屋外に
伝えにくくなる、そんな効果もあります。

自然の素材は人の住む家にとってもよいことが瓦
からも見受けられますよね。

そして土ですからリサイクルしやすいというメリットもあります。

最近では建て替えの際に粉砕し床下に入れ調湿効果
に役立てるという動きも出はじめました。

瓦の形をしていてもスレート系のものもありますので
ご用心ください。

そしてガルバリウムはデザイン的に屋根勾配の少ない
場合に使用します。

一見
トタン屋根??

みたいに見えますが実はアルミが55%
配合されているスグレモノの鋼板です!!

焼付け塗装を施し耐食性に優れていること、
苔が生えにくい防汚性などから採用しています。

そしてリサイクルが可能なのも特徴です。

デメリットは金属なので雨音

ここは下地にクッション性のあるものをはさみ込むこと
そして天井裏の断熱材で音を吸収させます。

モダンなデザインにはオススメの素材です。

家を検討する際はいろいろ検討が必要ですが
参考にしてください。

日の当たらない北東側になるべく、でこぼこを
作らない設計も苔対策や家を長持ちさせるの一つです。

荻野工務店には素材から設計までたくさんのルール
があり家創りに反映しています。