ブルーの家の基礎
Blue Styleが提案するブルーの家
は全てにおいて拘りの仕様になっ
ていますが
https://blue-ie.co.jp/blue-style.php
今回は基礎の換気について・・・
木造住宅をつくる中で考えなけれ
ばならないことは長持ちすること
日本の中でも地域によって仕様は
変わります
極端に言うと北海道や沖縄では
気候が違うわけで全くつくり方
は変わりますし
埼玉でも仕様は変わります
私たちは埼玉県で家を創ります
から埼玉の気候に合わせた仕様
を考えなくてはなりません
高温多湿な季節や土に近く湿気の
影響を受けやすい床下には換気が
本来は必要です
木は乾燥をしっかりすることで
長持ちします
日本最古の木造建築の法隆寺は
1200年以上も存在している理由の
1つには床下が高く換気がされて
いることが挙げられます
写真のようにブルーの家では
丸い換気口が基礎に必ずあり
床下に空気を流して木造の床下
の環境を常に良い状態である
ように施工します
最近のほとんどの住宅では基礎に
換気口がなく基礎には空気が滞留
している状況がありますから
湿気や湿度の高い場合には木材に
カビや菌が入り影響を与えしまう
場合があります
さまざまなことを考え基礎から
拘るのがブルーの家の仕様です
更に今回は丸型換気口が本来の
役割を超えて実証した結果の話
をします↓
先月の台風19号の影響で築10年
近いオーナーさんの家が床上浸水
になられました
ただ基礎にある丸型換気口から
水がどんどん抜けていき無垢材の
構造材の土台や無垢材の床や
無垢材のドアも水分を含んで
いる時間が少なく直ぐに乾く状態
となりました
丸型換気口が早く水を抜く役割を
果たしてくれ結果として
床の張り替えやドアの交換をし
なくても大丈夫だったのです
ここで大切なのは無垢材だった
ことも幸いしているということです
無垢材は乾燥すれば再度利用が
できる素材でもあります
もちろん壁や一部の改修工事は
必要ではありますが、おりる保険
の金額内で済むこと
更に住みながらの改修工事で済む
結果になりました
一方でオーナーさんのご近所一帯
の地域では基礎には換気口がなく
水が抜けないのでプールのような
状態になり構造材や床やドアは
集成材や張り合わせの材料でした
集成材や張り合わせの材料は一度
水分を含んでしまうと強度が落ち
てしまったり膨張し剥がれてしま
います
床もドアも全て改修工事で交換を
する必要があり更に引越しをしな
ければ工事ができない
住宅ローンを払いながら保険の
金額内では収まらない引越し費用
や仮住まいのアパートなどの家賃
が持ち出しになるようです
大きな負担が万が一際には結果と
して表れます
基礎や家の素材で全く違う結果が
床上浸水ではありました
さまざまなことを想定して私たち
は家創りに向き合い提案をすること
が大切ですが丸型換気口で良かった
とオーナーさんからの言葉をもらい
ました