Blue Style代表 荻野勇樹のblog

Blue Style代表として伝えたい想いを綴っていきます

埼玉県坂戸・鶴ヶ島・川越エリアで自然素材の家創りをしています。
「すべては、お客様のための家創り」という覚悟を持ち、厳選した素材&オンリーワンの設計&確かな技術で、お客様の家創りをサポートさせていただきます。

建築屋が減る?

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真剣な眼差しでサシガネをあてる大工のケンジは当社でも腕の良い大工の一人!
ただ今越生町にて増改築中の現場を担当してくれています。

サシガネという道具をご存知ですか?

今のいくら工具が発明された便利な時代でも大工の仕事をする上では欠かすことのできない道具です。

昔の人は凄いですね百年以上前から変わる事のない大工道具、寸法から直角、勾配の出し方まで様々な役目があります。

つまりサシガネ無しでは大工の仕事はできないのです。逆に大工がいなければサシガネは必要なくなるという事にもなるわけです。

世の中がいくら便利になっても職人の知恵と技術そして経験からの勘と読みは、皆さんの家を造る上で大切なんですよ。

本来は職人は尊敬されるべき職業ですが、今の時代に目指す人が少なくなりました。
価格だけに固執した家づくりや工場生産の家づくりをしていては、将来自分たちの家を直したり、造ってくれる腕の良い大工は消えてしまうのではないでしょうか?

僕は将来が少し心配です。地元の家は地元の職人が造るメリットわかりますか?
家も人間と同じ!

もちろんしっかり造るのは当たり前ですし、なるべくメンテナンスのないよう提案させていただきますが長い間にその土地や環境、日当たりや湿度の違いで痛むことや怪我をすることもあるでしょう。

長い間にはメンテナンスは必要です。
そんな時どうしますか、人間ならまず近くの医者へ行きますよね。

家なら?

家にも町医者の役目をする建築屋が必要なんですよ、地元でのメリットはすぐ駆け付けることができる、顔が見えること。

その都度安さだけで家をメンテナンスする業者を選んでいたのでは、一見安くできただけの満足感で業者に手抜きをされたり騙されてしまうのです。

得したつもりが損をする、でしょうね(・_・、)
家にもカルテが必要なはず

その都度医者を変えては良いアドバイスはしずらいでしょ!

ここ数年で建築屋さんは半減されると言われています。真面目な建築屋さんでも宣伝が下手なため大手やローコスト会社の下請にならざるをえなくなり技術の低下は問題視されるようになるでしょう。

困る前にお客様も少し考える時ではないか思います。自分の家を守るために!

当社は町医者として地元の職人が働ける居場所、そして地元のお客様が安心して暮らせる地元にしかできない工務店を更に追求して勉強していかなければと思います。