Blue Style代表 荻野勇樹のblog

Blue Style代表として伝えたい想いを綴っていきます

埼玉県坂戸・鶴ヶ島・川越エリアで自然素材の家創りをしています。
「すべては、お客様のための家創り」という覚悟を持ち、厳選した素材&オンリーワンの設計&確かな技術で、お客様の家創りをサポートさせていただきます。

サイディングはダメ。

昔こんなことがありました。

僕がまだ会社に入り現場監督をしていた頃
約10年前のことです。

お客様の家の外壁が痛みがひどく
何とかしてほしいとの連絡がありました。

行ってみると外壁の窯業系サイディングの
継ぎ目が劣化して隙間ができていました。

いわゆるコーキングというゴム状になっている
部分です。

外壁も少し歪みがでていました。

当時の(約10年から15年前)サイディングは
反りやヒビもでやすく業界では主流となりつつ
あったのですが

?が僕の中ではありました。

確かに作り手側の現場の工程短縮にはなります

でもお客様は?

人生をかけて創る大切な家がこれでいいの?

住んで5年足らずで隙間?

心が痛くなりました。

10年保証などの国の義務化が今現在は
ありますが、これは雨漏れした場合であって
継ぎ目に隙間ができていても保証外です。

サイディングメーカーを呼び歪みやコーキング
について話をしました。

詐欺に近いものがあります。


荻野さんコーキングの保証期間は2年ですって
カタログに書いてありますよ


だって

あきれました。

確かに書いてありますよ後ろのほうに小さく小さくね。

逃げですね。

使った建築屋の責任はもちろんありますが
メーカーはかなりひどいもんですね。
お世話になったお客さんが困っているわけです。
僕らが生活させてもらうお給料はどこから?
わかっていない、何様だコノヤローと思いましたよ。

協力して何とか直してあげようよ
これが僕の考えでしたが・・・・・

こんなメーカーとはこれ以上話しても無駄
自分のことしか考えていないのです。

結局このお家はすべての外壁をすべて
はがし、張替をすべて会社で負担しました。

だから僕は自分の信用できるものでしか家は
創りたくないし、お客様の目利き役でなくてはならない。

売っておいてお客様を全くバカにしている態度に
頭にきましたね。

荻野工務店でも一時窯業系サイディングをつかいました。
これは反省しなければいけない。
でもこんな反省から過去に創ったお家で隙ができれば
無償でもちろん保証外でも直しています。

直し続けます。大切なお客様の家だから。




今ではサイディングは荻野工務店では

禁止

にしています。

塗り壁かパワーボード、ガルバリウム系のサイディング
タイルやレンガでしか外壁は仕上げません。
メンテナンスのなるべくかからない仕様です。


Dsc_0045_2

















これから家を創る方には注意してほしいです。


ほとんどのローコストメーカーから展示場にある住宅
メーカーは8割この窯業系サイディングです。


営業担当はコーキングについての2年もしくは3年保証
という事実をお客様につたえるのでしょうか?


伝えないでしょうね。

聞いていたらやめますよね。ふつうね。


人生の最大の買い物である家が2年3年で
痛むかもしれない事実を伝える義務があります。


こんな業界ややりかたいつまでも続いてはいけないと
思いませんか?

こんなことをブログで書いていれば僕は業界に
中傷されるかもしれないですけどね。

売り手側の都合でお客様をだましているような
気がしてなりません。


工期短縮で資金回収を早くしたいという建築屋にとって
都合の良いものなんですよ。(塗り壁やパワーボードは手間が掛ります)
それをうまく誘導しているメーカーのくだらない裏事情
どこかで献金でもしているのでしょうか?

でなければとっくにつぶされているはずです。

家はしっかりとした工期で創らなくては良いものはできません。
家だけは、そうでなければならないんです。これは大工から
現場監督、設計まで経験してきた僕の嘘偽りのない言葉だと
思ってください。


売り手側の都合で家が創られている現状を
お客様も勉強しなきゃ本当に価値ある家はできません。

日本人の特徴かもしれませんが

みんなも同じだから大丈夫という傾向がありますよね。

でも注意してくださいね。



手元にある資料がありますが、これにはコーキング
5年から10年で状況により打ち替えが
塗装も5年から10年が目安と書いてあります。

住宅ローンを組んでこの期間で足場を組んで打ちかえる
塗り替えるという工事費用は出せますか?